厦門（アモイ）は中国東南の治岸にあり、対岸には台湾がある観光都市である。地元民ですら知るものは多くないが、厦門市は世界の油絵の約20%を生産する、福建省プ一田市，広東省深也ン市大芬村と並ぶ、世界3大油絵生産地の1つだ。品質の高さから世界一の油絵生産地と呼ぶ者も多い。
油絵村がある厦門市の位置
世界遺産「コロンス島」を擁する観光都市厦門市
厦門の油絵村は中国にあるほかの「油絵村」と同様に、かつて油絵の贋作などの著作権侵害の観点から語られることが多かったが、現在主力商品の一つである名画の複製はインテリア絵画としての価値が評価されている。2013年11月、NHK総合テレビの「地球イチバン」シリーズで中国の油絵村について取り上げられたことがある。
烏石浦油絵村
また、厦門の油絵生産拠点は厦門島内の湖里区烏石浦と厦門島の外にある海滄区に集中している。弊社は厦門のなかの特に優秀な画家を起用し、高品質の油絵の制作に尽力して、創業以来日本向けに１万枚以上の油絵を制作してきた。東証一部上場企業から一度に600枚の注文を受けたこともある。近所のクリニックの待合室などでよく目にする名画の複製などの依頼も、たくさん手掛けてきた。
生産者の作業指導要領パネル
制作中の作品
クラシック風作品の下準備
現代アート風作品の制作風景
2016年、東宝の特撮映画『シン・ゴジラ』（庵野秀明監督、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ主演）の宣伝用油絵を弊社が制作し、イベント等に飾って頂いたこともある。また、慶応義塾大学構内に飾るラファエロ『アテネの学堂』の複製画の大作も手掛けた。
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